猫は室内で飼育することが多いのですが、床や畳、壁などで爪とぎをする場合があります。人間が爪を切るのと同じなので、爪をとぐこと自体を完全にやめさせることは不可能です。ただし、家の畳や壁などで爪を研がないようにしてもらうことは可能です。爪を研がせないようにするのではなく、決まった場所で爪をとぐように仕向けるようにすれば良いのです。ペットショップなどに行くと、柱の部分に荒縄が巻かれたキャットタワーや段ボールに似た厚紙で作られた板などが販売されています。これらのペットグッズを活用して、爪を研いでもらうように指導することができます。トイレの使い方を覚えるのと同じように、爪を研ぐための道具の使い方を教えてやれば、畳や壁、家具などで爪を研ぐことが無くなります。

ペットショップで爪とぎ専用の場所を設置する

猫にとって爪を研ぐ行為はトイレや食事、睡眠と同じくらい重要なことです。このため、爪を研ぐこと自体を止めさせることはできません。完全室内飼いであれば、床や壁、家具以外に爪を研ぐことができるような専用の板や柱などを用意する必要があります。ホームセンターで柔らかい木の板や柱などを購入して自作することもできますが、最近はペットショップで爪を研ぐための荒縄が巻かれたキャットタワーや、厚紙で作られた板などが販売されています。これらのキャットグッズを用意して、決まった場所に設置するようにします。猫が爪を研ぎそうになったら、専用の爪とぎ場所に連れてきて使い方を教えてあげるようにします。マタタビ粉が付いている製品が販売されているので、板に粉を振りかけておくと良いでしょう。

床や壁・家具で爪を研がないように躾ける方法

犬よりも野生に近いとはいえ、イエネコは何世紀もかけて人間が飼育するために品種改良を重ねてきた“家畜”です。野生のボブキャットとは違いイエネコは人の顔色を見ながら物事の良し悪しを判断する能力を持っています。そのためイエネコはトイレの使い方を覚えるだけでなく、日本であればテーブルに上がる、人間の顔を舐める、などの行為をしないようになります。飼い主や家族の人が嫌がることが分かっているので、イエネコであれば、しつけをしなくても人が嫌がる行為を避けます。イエネコは家の床や畳、壁や家具などで爪を研ぐことは飼い主や家族が嫌う行為であることを理解すると、専用の爪とぎ場所以外でお爪を研ぐことはなくなります。猫に対して叱る行為は逆効果で、人間に気を遣うように仕向ける方が良いでしょう。壁や家具などで爪を研ごうとした場合には、優しく語りかけるように事情を説明して爪を研ぐための場所に連れて行くようにしましょう。人間と一緒に暮らすように品種改良が行われたイエネコに対して厳しく指導するのではなく、“人間の事情を理解してもらって協力して頂く”くらいのつもりで接する方が効果的です。